親の通院に付き添う前に準備するメモ
診察室で「最近はどうですか」と聞かれて、気になっていたことをうまく話せないまま終わってしまうことがあります。診察の時間は短いので、付き添う前に話すことをメモにしておくと落ち着いて話せます。ふだん親と暮らしていない家族が付き添うときは、なおさらです。
ふだんの様子を、日付と一緒に集める
前回の通院から今日までに気になったことを、日付と一緒に書き出します。同居している家族や、ほかの兄弟が見ていたことも聞いておきます。「いつ」「どんな様子だったか」「どのくらい続いたか」がわかれば十分です。
様子のメモの例(架空)
9月6日 朝/朝食はパンを半分。本人は「夜中に何度か目が覚めた」と話した。昼はいつもどおり会話していた。
見たことと、本人から聞いたことを分けて書いておくと、医師に質問されたときに答えやすくなります。書き方は介護記録の書き方と例文でも紹介しています。
聞きたいことは3つまでに絞る
集めたメモを全部読み上げる時間はありません。いちばん気になっている変化と、相談したいことを選んで、3つくらいに絞ります。どの順番で話すかも決めておきます。
- 前回の通院から気になった様子と、その日付
- 薬について聞きたいこと(薬の名前や量は、お薬手帳で確かめておく)
- 次の通院までに、家族が気をつけて見ておくこと
持っていくもの
- 診察券、保険証(マイナ保険証)、お薬手帳
- 聞きたいことのメモと、日付つきの様子のメモ
- 聞いたことを書き留めるための紙とペン、またはスマートフォン
診察のあとに残すこと
医師から説明されたこと、薬が変わったかどうか、次の通院日を、その日のうちに書き留めます。聞き取れなかったことや、わからなかったことは、推測で埋めずに「次回確認」と書いておきます。付き添わなかった家族にも、同じメモを共有しておくと、あとで電話で説明し直さずにすみます。
通院後のメモの例(架空)
9月20日 内科(付き添い:健一)/食事の量が減っていることを相談。薬の変更なし。水分をこまめにとるように言われた。次回は10月18日10時。
仕事を休んで付き添うとき
会社などに勤めている人は、介護休暇を時間単位で取れます。介護が必要な家族1人につき年5日までです。詳しくは遠距離介護で帰省したときに確かめておきたいことの最後の章にまとめています。
